水位
例年お盆明けの8月16日から、それまで溜めてあった釣り池の排水を始めます。
最後の1mほどになったら、水中ポンプを使って完全に干すまで汲み上げます。
それから約1ヶ月は天日消毒をしますが、年によっては干したと思ったら雨が降り、完全な消毒が出来ないこともあります。
その場合は石灰を池全面に振って消毒を行います。
で、9月20日頃からオープンに向けての注水を開始。
一週間ほどで満水になる。
というのがここ数年のパターンでした。
今年は数年ぶりにブルドーザーを使って池底の土をさらい、波で浸食した足場へ持ち上げる作業をしました。
その作業中に池の北東の角の一番深いところにたまったヘドロが予想以上に多かったために、きゅうきょ大型のバックホーを借りてすくい上げる作業も加えました。
結果、ダンプ20台分以上もすくって、南駐車場の奥に積み上げ、現在は小高い山になっています。
足場も整地し、一安心したところで注水開始。
ところがです。
オープンまであと一週間の時点で半分まで溜まったところで、それ以上水位が上がらなくなりました。
どうやら、池底の土をさらったせいで、水が浸みていってしまっているよう。
そこで管理棟南のポンプ(西インレット用)を稼働させましたが、モーターは回っているのに水が出ず。
止めている間に地下水が下がってしまって出ないのかも知れないと焦ります。
このままではオープンまでに満水になりそうもありません。
とにかく注水量を増やさなくてはならないと思い、釣り池からは少し離れた養殖池用の水中ポンプを稼働させ、ホースで釣り池まで水を送り込みました。
すると徐々に水位が上昇してきました。
さらにポンプ屋さんを呼んで、管理棟南のポンプを直し注水(地下水が涸れていなくてホッとしました)。
ほぼ満水になったのはオープン前日でした。
もう、ハラハラドキドキでした。
そんな感じでしたので、いつもオープン前になると見る悪夢(3種類あります)を見ることも無かったですね。
で、昨日、オープンの時よりも若干水位が上がったようでしたので、営業終了後に離れたところの水中ポンプを止めてみました。
今朝釣り池を見ると、ほぼ昨日の日中と変わりありません。
どうやら、漏水が収まってきたようです。
ようやく安心出来たということで、今これを書いています。
34年目を迎えても、色々ありますねぇ。